仕事納めの挨拶の例文|先に決める3つと最終日の流れ、入れる5項目と長さの目安、そのまま使える例文6種(朝礼・終礼・部署の締め・納会の乾杯と締め・チャット)、言わないこと、AI(Claude)に下書きさせるプロンプト例【2026年版】

年末の最終営業日に、社員の前で何を話せばよいのかと迷う経営者や部署の責任者に向けて、仕事納めの挨拶の組み立て方をまとめました。話す長さの目安、どの挨拶にも入れる5項目、場面別にそのまま使える例文6種と、言わないほうがよいことをご紹介します。

結論からお伝えします。仕事納めの挨拶は、「今年あったことを1つ」「社員へのお礼」「休み中と年明けの連絡」の3つがあれば足ります。長さは1〜2分で十分です。業績の細かい数字や、来年の厳しい話は年明けに回します。この記事では、朝礼・終礼・納会の乾杯と締め・部署の責任者・チャットの一言まで6場面の例文と、AI(Claude)に下書きさせるプロンプトもご紹介します。

仕事納めの挨拶で、先に決める3つ

仕事納めの挨拶は、毎年その日の朝に考えて、去年と同じ話をくり返しがちです。話す前に、次の3つだけ決めておくと、短くても中身のある挨拶になります。

先に決めること中身決まっていないと起きること
今年の出来事を1つ一緒に乗り越えた仕事や、新しく始めたこと「今年もいろいろありました」で終わり、誰の心にも残らない
休み中と年明けの連絡休みの期間、急ぎの連絡の受け方、仕事始めの日と集まる時刻休み明けに「何時に来ればいいか」を個別に聞かれる
話す場面と長さ朝礼か終礼か、納会の乾杯か締めか。それぞれ1〜2分同じ人が朝と夕方に同じ話をする

2つ目の連絡は、挨拶とは別に紙やチャットでも出しておきます。話して聞いただけでは、年明けまで覚えていない人がいるからです。お客様向けの休業のお知らせの出し方は年末年始休業のお知らせの書き方にまとめています。

最終日の流れと、誰がいつ話すか

仕事納めの日は、次の流れで進む会社が多いです。全部の場面で挨拶をする必要はありません。会社の大きさに合わせて、1〜2か所に絞ります。

時間場面話す人の例長さの目安
朝朝礼(最終日の段取りの確認)経営者か当番1分
夕方終礼(一年のお礼と休み中の連絡)経営者1〜2分
夕方部署ごとの締め部署の責任者1分
終業後納会の乾杯経営者か古株の社員30秒〜1分
終業後納会の締め経営者か幹事30秒〜1分
当日中チャットや掲示での一言経営者3〜5行

10人以下の会社なら、終礼で経営者が1回話し、チャットで同じ内容を流せば十分です。店舗や現場が分かれていて全員が集まれない会社は、チャットの一言を「挨拶の本体」と考えて、少し丁寧に書きます。

どの挨拶にも入れる5項目と長さの目安

場面が違っても、挨拶の骨組みは同じです。次の5項目を上から順に並べれば、話の筋が通ります。

項目話すこと話し方の例
① ねぎらい一年働いてくれたことへのお礼今年も一年、本当にお疲れさまでした
② 今年の出来事を1つ一緒に乗り越えた仕事や、始めたこと〇月の〇〇は、皆さんのおかげで乗り切れました
③ 誰かの名前を出したお礼具体的な人や部署の働きにふれる〇〇さんが始めてくれた〇〇で、残業が減りました
④ 休み中と年明けの連絡休みの期間と、仕事始めの日休みは〇日から〇日まで、仕事始めは〇日〇時です
⑤ 結びよい年を迎えてほしい、という一言どうぞよいお年をお迎えください

長さは、話す速さを1分あたり300字前後と見ておくと、原稿の量が決めやすくなります。話す速さには個人差があるので、最後は声に出して時間を測ってください。1分なら原稿は300字前後、2分なら600字前後が目安です。③で名前を出す人は、1人か2人に絞ります。全員の名前を読み上げると、長くなるうえに抜けた人が気にします。

人前で1分話すときの型は、朝礼のネタに困らない決め方で紹介している型と同じです。納会の案内や乾杯の型は忘年会の案内文の書き方にもまとめています。

そのまま使える例文6種

〇〇の部分を、自社の出来事と日付に入れ替えて使ってください。

例文1|最終日の朝礼(経営者・1分)

おはようございます。今日が今年の最終営業日です。
午前中は、いつもどおりお客様の用件を優先してください。
午後は〇時から、各自の机まわりと共用の場所の片づけをお願いします。
片づけの担当は、掲示板に貼ってある表のとおりです。
お客様からの年内の問い合わせには、今日中に必ず返事をしておいてください。
最後まで、けがのないようにお願いします。

例文2|終礼での仕事納めの挨拶(経営者・2分)

皆さん、今年も一年、本当にお疲れさまでした。
今年いちばん大きかったのは、〇月の〇〇です。正直に言うと、私はどうなるかと思っていました。それを乗り切れたのは、皆さんが持ち場を超えて助け合ってくれたからです。
〇〇さんが始めてくれた〇〇のおかげで、月末の作業がずいぶん楽になりました。こうした工夫が、来年も会社の力になります。
休みは〇日から〇日までです。急ぎの連絡は、〇〇あてにお願いします。
仕事始めは〇日、〇時に集まってください。
どうぞ体を休めて、よいお年をお迎えください。一年間、ありがとうございました。

例文3|部署の責任者の締め(1分)

皆さん、一年間お疲れさまでした。
今年は〇〇の件で、何度も予定どおりにいかないことがありました。そのたびに、誰かが声をかけて手を貸してくれたのを見てきました。
来年は、今年うまくいったやり方を、手順としてまとめるところから始めたいと思います。
仕事始めは〇日です。休み中も体に気をつけて、よいお年をお迎えください。

例文4|納会の乾杯

ご指名いただきました〇〇です。
今年も一年、皆さんのおかげで無事に仕事納めを迎えることができました。
長い話は料理が冷めますので、さっそく乾杯にうつります。
皆さん、グラスをお持ちください。
一年間の皆さんの頑張りに感謝して、乾杯。

例文5|納会の締め

宴もたけなわではございますが、そろそろお開きの時間となりました。
今日は皆さんと一年を振り返ることができて、うれしく思います。
来年も、皆さんと一緒によい一年にしたいと思います。
それでは一本締めで締めたいと思います。皆さん、お手を拝借。よーお。(パン)
ありがとうございました。帰り道、どうぞお気をつけて。

例文6|チャットや掲示での一言(経営者)

皆さん、今年も一年お疲れさまでした。
〇月の〇〇は、皆さんのおかげで乗り切ることができました。本当にありがとうございます。
・年末年始の休み:〇月〇日(〇)〜〇月〇日(〇)
・急ぎの連絡先:〇〇(担当者名)
・仕事始め:〇月〇日(〇)〇時〜
どうぞよいお年をお迎えください。

取引先やお客様へ送る年末の挨拶メールと、社内あてのメールの文面は年末の挨拶メールの書き方にまとめています。話す挨拶はこの記事、文面で送る挨拶はそちら、と使い分けてください。

言わないほうがよいこと

仕事納めの挨拶は、一年のお礼を伝える場です。気持ちよく休みに入ってもらうために、次の話題は年明けに回します。

言わないほうがよいこと理由言い換えの例
売上や利益の細かい数字休みの前に、聞く人が身構える今年は皆さんのおかげで乗り切れました
来年の厳しい見通しや、人員の話休み中ずっと不安を抱えさせる来年の話は、仕事始めにあらためてします
特定の人のミスや失敗本人も周りも気まずくなるうまくいかなかったことも、皆で立て直しました
長い一年の振り返り(出来事を全部挙げる)長くなり、何が言いたいのか伝わらない出来事は1つに絞る
「来年はもっと頑張ってほしい」お礼の場が、注文の場に変わってしまう来年も、一緒によい一年にしましょう

来年の方針や目標は、仕事始めの挨拶で話すほうが、聞く人も受け止めやすくなります。仕事納めは「お礼と連絡」、仕事始めは「方針と目標」と分けておくと、毎年の挨拶が組み立てやすくなります。

AIに下書きさせるプロンプト3種と、任せないこと

挨拶の下書きは、AIが得意な仕事です。今年の出来事を自分の言葉で1〜2行書いて渡すと、時間に合わせた原稿に整えてくれます。出来事そのものはAIにはつくれないので、そこだけは人が書きます。

プロンプト1|仕事納めの挨拶の原稿をつくる

仕事納めの日に、社員の前で話す挨拶の原稿をつくってください。
条件:
・私の立場:<経営者/部署の責任者>
・話す場面:<終礼/朝礼/部署の締め>
・話す長さ:<2分>(1分あたり300字前後で計算)
・今年の出来事:<一緒に乗り越えた仕事や始めたことを1〜2行で>
・名前を出してお礼を言う人:<〇〇さん(名字だけ)と、その人がしてくれたこと>
・休みの期間:<〇月〇日〜〇月〇日>
・仕事始め:<〇月〇日〇時>
・売上の数字と来年の厳しい話には触れない

並べる順番:ねぎらい→今年の出来事→名前を出したお礼→休み中と年明けの連絡→結び
声に出して読みやすいよう、一文を短くしてください。

プロンプト2|長すぎる原稿を縮める

次の挨拶の原稿を、<1分(300字前後)>に縮めてください。
条件:
・今年の出来事は1つだけ残す
・休みの期間と仕事始めの日時は必ず残す
・削った部分は、最後に箇条書きで見せてください

原稿:
<ここに原稿を貼る>

プロンプト3|チャット用の一言と、休み中の連絡表をつくる

仕事納めの日に、社内チャットに流す一言と、休み中の連絡表をつくってください。
条件:
・一言は5行以内。今年のお礼を1文入れる
・今年の出来事:<1行で>
・休みの期間:<〇月〇日〜〇月〇日>
・急ぎの連絡の受け方:<誰に、何で連絡するか。役職だけで書く>
・仕事始め:<〇月〇日〇時>

連絡表は「こんなとき」「誰に」「どうやって」の3列の表にしてください。
AIに任せてよいこと人が決めること
決めた条件から、時間に合う原稿をつくる今年の出来事として何を選ぶか
長すぎる原稿を、指定の長さに縮める名前を出してお礼を言う人
言わないほうがよい言葉を見つける休みの期間と、急ぎの連絡の受け方
チャット用の一言と連絡表の下書き来年の方針をいつ、どこまで話すか

AIに渡すのは、名字や役職、出来事のあらましだけにします。売上や利益の数字、取引先の名前、社員の個人的な事情は入れません。線引きは会社でAIに入れていい情報・ダメな情報で先に確かめてください。条件を並べて渡す指示の書き方はAIプロンプトの書き方にまとめています。今年の出来事を打ち込むのが面倒なら、話すように声で吹き込む方法もあります(音声入力でAIに渡す方法)。

一年の振り返りを、来年の仕事の材料にする

仕事納めの挨拶で「今年いちばん大きかった出来事」を選ぼうとすると、意外と思い出せないものです。思い出せないのは、一年の出来事がどこにも書き残されていないからです。

毎日の日報や週ごとの記録が残っていれば、AIに「今年の出来事を5つに絞って」と頼むだけで、振り返りの材料がそろいます。挨拶で名前を出した「〇〇さんが始めてくれた工夫」も、手順として書き残せば、来年入ってくる人にも伝わります。日報の書き方は業務日報の書き方で、仕事を会社に残すために何をつくるかはAIに任せられる仕事の一覧でご紹介しています。

仕事納めの段取りや挨拶の型、休み中の連絡表は、多くの会社で経営者の頭の中だけにあります。その順番と文面をAIに渡せる形にしておくと、来年は日付を入れ替えるだけで済みます。私たちが会社ごとに何をつくるかはAI導入支援とは|何をつくるのかにまとめています。

毎年、経営者が一人で考えている段取りを
30分で一緒に、会社に残る形にします。

まずは30分、話すだけで大丈夫です

資料も準備もいりません。
いまの仕事のことを、そのまま話してください。
合わなければ、そのまま終わって構いません。
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