年末の挨拶メールの書き方|取引先・お客様・社内向けに入れる6項目と送る時期、そのまま使える例文4種と年始の挨拶、AI(Claude)に下書きさせるプロンプト例【2026年版】

年末になると、取引先への挨拶メールを、毎年その場で考えて書いている。休みの日付を書き忘れて、年明けに問い合わせが来る。送る相手が多く、宛名の間違いや送り漏れが気になる。そんな会社の経営者と、取引先とのやりとりを任された方に向けて書きました。

結論からお伝えします。年末の挨拶メールで大事なのは、気の利いた言い回しではありません。「今年のお礼」と「年末年始の休みの日付」と「休み中の連絡先」が、一度読めば分かることです。この3つがそろうと、相手は年明けの段取りを立てやすくなり、休み中に連絡がつかず困ることもなくなります。この記事では、送る時期と、年末・仕事納め・年始の挨拶の使い分けを整理しました。メールに入れる6項目、件名の付け方とまとめて送るときの注意もまとめています。取引先・お客様・社内・年始の例文4種と、AI(Claude)にコピーして使えるプロンプトもご紹介します。

年末の挨拶メールでつまずく3つのパターン

年末の挨拶メールは、年に1回しか書かない文面です。去年どんな文面を誰に送ったかが残っておらず、毎年ゼロから書き直している会社が少なくありません。よくあるつまずきを3つ並べます。

つまずき会社で起きること直し方
休みの日付を書かない休み中に届いた注文や問い合わせに返事がなく、相手が年明けまで待たされる最終営業日と、年明けの営業開始日を日付と曜日で書く
お礼が決まり文句だけ「本年は大変お世話になりました」だけで、どの相手にも同じ文面に見える今年その相手とあった出来事を1行だけ書き足す
まとめて送るときに宛先が見える取引先のメールアドレスが、ほかの取引先に見えてしまう一斉に送るときはBCCを使う。大事な相手には1通ずつ送る

3つに共通するのは、「誰に、いつ、どの文面で送ったか」が、担当者の頭のなかにしか残っていないことです。担当者が変わると、送るべき相手が抜けたり、去年と同じ言い回しを毎年くり返したりします。

送る時期と、年末・仕事納め・年始の使い分け

年末の挨拶は、相手の最終営業日より前に届くように送るのが基本です。相手が休みに入ってから届いたメールは、年明けにほかのメールに埋もれて読まれないことがあります。時期ごとに、送る文面が変わります。

時期の目安送る文面中身
12月中旬〜相手の最終営業日の前年末の挨拶メール今年のお礼、年末年始の休み、休み中の連絡先、来年もよろしく
自社の最終営業日(仕事納め)社内向けの仕事納めの挨拶一年のお礼、休み中の連絡の取り方、年明けの始まりの日
年明けの営業開始日〜1月7日ごろ年始の挨拶メール新年のあいさつ、旧年のお礼、今年もよろしく。年明けの予定があれば一言
1月7日ごろを過ぎてから寒中見舞い年始の挨拶を出しそびれた相手や、喪中の相手への挨拶

年始の挨拶を送る時期の目安は、地域によっては1月15日ごろまでとすることもあります。迷ったら、相手の地域に合わせて早めに送ってください。店頭やホームページに出す年末年始の休業のお知らせは、メールとは別の型があります。お知らせ文・案内文をAIに任せる方法でご紹介しています。出す時期と場所、入れる項目、そのまま使える例文は年末年始休業のお知らせの書き方にまとめました。

年末の挨拶メールに入れる6項目

年末の挨拶メールに入れるのは、次の6項目です。毎年この順で書けば、担当者が変わっても抜けません。

項目書くこと抜けるとどうなるか
① 宛名会社名・部署名・お名前。複数の担当者がいるなら全員担当者の一人にしか届かず、ほかの人が休みを知らない
② 今年のお礼「本年も大変お世話になりました」に、その相手との出来事を1行どの相手にも同じ文面に見え、一斉送信だと伝わる
③ 年末年始の休み最終営業日と営業開始日を、日付と曜日で書く休み中の注文や問い合わせに返事がなく、相手が困る
④ 休み中の連絡先急ぎのときの連絡先。無いなら「年明けに順に返信します」急ぎの用件が年明けまで止まる
⑤ 来年に向けた一言「来年もどうぞよろしくお願いいたします」と、来年の予定があれば一言挨拶が途中で終わったように読める
⑥ 署名会社名・名前・電話番号・メールアドレス返信や電話をしたい相手が、連絡先を探すことになる

このなかで、いちばん効くのが②の「その相手との出来事を1行」です。「今年は〇月の〇〇の件で、急なお願いにも応えていただきありがとうございました」と書いてみてください。それだけで、決まり文句の挨拶ではなく、その相手に向けた1通になります。思い出せないときは、一年分のメールや見積書、お礼状の控えを見返すと見つかります。

③の休みは、休む日ではなく、営業する日で書くと読み違いが減ります。「12月27日(〇)から1月4日(〇)まで休みます」より、「年内は12月26日(〇)まで、年明けは1月5日(〇)から」のほうが、相手は迷いません。日付は毎年変わるので、曜日も必ず添えてください。

件名の付け方と、まとめて送るときに気をつけること

年末は、相手の受信箱にも挨拶のメールが並びます。件名には「年末のご挨拶」と自社の名前、休みの日付を入れておくと、開かなくても用件が分かります。

件名の例向いている場面
年末のご挨拶(株式会社〇〇)休みのお知らせが本文だけでよい相手
年末のご挨拶と年末年始の休業のお知らせ(株式会社〇〇)注文や問い合わせが休み中にも来そうな相手
仕事納めのご挨拶社内向け
新年のご挨拶(株式会社〇〇)年明けの営業開始日に送る年始の挨拶

相手が多いときは、まとめて送ることになります。そのときは、宛先を必ずBCCに入れてください。宛先(To)やCCに並べると、取引先どうしのメールアドレスが見えてしまいます。宛名を「お取引先各位」にするなら、本文の最初に「一斉にお送りしております」と添えておくと、相手も事情が分かります。

一方で、付き合いの長い取引先や大事なお客様には、宛名を入れて1通ずつ送るのがおすすめです。一斉に送る相手と、1通ずつ送る相手を、送り先の一覧で分けておくと、毎年の仕分けが要らなくなります。

相手が喪中だと分かっているときは、年始の挨拶で「あけましておめでとうございます」を使いません。「本年もよろしくお願いいたします」とだけ書いてください。

そのまま使える例文4種(取引先・お客様・社内・年始)

場面に合わせて選んでください。②今年のお礼・③年末年始の休み・④休み中の連絡先の3つは、どの例文でも必ず残してください。〇〇のところを、自社と相手に合わせて書き換えて使います。

例文1|取引先へ(1通ずつ送る)

件名:年末のご挨拶と年末年始の休業のお知らせ(株式会社□□)

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様

いつもお世話になっております。株式会社□□の△△です。

本年も大変お世話になり、ありがとうございました。
〇月の〇〇の件では、急なお願いにもかかわらずご対応いただき、本当に助かりました。

年末年始の営業についてお知らせいたします。
 年内の営業:12月〇日(〇)まで
 年明けの営業:1月〇日(〇)から
休み中にいただいたご連絡は、年明けに順にお返事いたします。
お急ぎの場合は、△△の携帯(〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇)までご連絡ください。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。

----------
株式会社□□ △△
電話:〇〇〇-〇〇〇-〇〇〇〇
メール:〇〇〇@〇〇〇.co.jp

例文2|お客様へ(BCCでまとめて送る)

件名:年末のご挨拶と年末年始の休業のお知らせ(株式会社□□)

お客様各位

いつも株式会社□□をご利用いただき、ありがとうございます。
このメールは、お取引のある皆様に一斉にお送りしております。

本年も格別のお引き立てをいただき、心よりお礼申し上げます。

年末年始は、下記のとおり休業いたします。
 休業期間:12月〇日(〇)〜1月〇日(〇)
 年明けの営業:1月〇日(〇)から
休業中のお問い合わせは、営業開始後に順にご返信いたします。

来年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
皆様、どうぞよいお年をお迎えください。

株式会社□□
電話:〇〇〇-〇〇〇-〇〇〇〇 メール:〇〇〇@〇〇〇.co.jp

例文3|社内向け(仕事納めの挨拶)

件名:仕事納めのご挨拶

みなさん

今年も一年、おつかれさまでした。
今年は〇〇(今年あった出来事を1つ)がありました。みなさんが〇〇してくれたおかげで、乗り切ることができました。ありがとうございます。

年末年始の休みは、12月〇日(〇)から1月〇日(〇)までです。
年明けは1月〇日(〇)からです。
休み中に急ぎの連絡があるときは、〇〇までお願いします。

体に気をつけて、よい年末年始を過ごしてください。
来年もよろしくお願いします。

例文4|年始の挨拶(取引先へ)

件名:新年のご挨拶(株式会社□□)

株式会社〇〇
〇〇様

あけましておめでとうございます。株式会社□□の△△です。
旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。

本日1月〇日(〇)より、通常どおり営業しております。
今年は〇〇(年明けに予定していること)で、またご相談する予定です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社□□ △△
電話:〇〇〇-〇〇〇-〇〇〇〇

例文1の「〇月の〇〇の件」は、空けたまま送らないでください。書くことが思いつかない相手なら、その1行は消して構いません。ほかの場面のメールの書き方は、ビジネスメールの下書きをAIに任せる方法で日程調整・お礼・お断りの型をご紹介しています。

AIに下書きさせるプロンプト3種と、任せないこと

年末の挨拶メールは、AI(Claude)に下書きを任せやすい文面です。休みの日付と、相手との今年の出来事をメモで渡すだけで、6項目のそろった1通になります。

プロンプト1|取引先への年末の挨拶メールを作る

あなたは中小企業で取引先とのやりとりを担当している者です。
以下のメモから、取引先への年末の挨拶メールを作ってください。

条件:
・「宛名・今年のお礼・年末年始の休み・休み中の連絡先・来年に向けた一言・署名」の6項目の順に並べる
・今年のお礼には、メモにある相手との出来事を1行だけ入れる
・休みは「年内は〇月〇日(〇)まで、年明けは〇月〇日(〇)から」と、営業する日で書く
・メモに無いことは作らず、【要確認】と書いて空けておく
・件名に「年末のご挨拶」と自社名を入れる

<メモ>
(ここに貼る。例:相手は〇〇社の〇〇様、今年は6月の急ぎの納品で助けてもらった、最終営業日と営業開始日)

プロンプト2|一斉に送るお客様向けの文面と、1通ずつ送る相手の仕分け

以下は、年末の挨拶を送る相手の一覧です。
次の2つを作ってください。

1.BCCで一斉に送るお客様向けの年末の挨拶メール(宛名は「お客様各位」、一斉送信であることを本文の最初に書く)
2.一覧を「1通ずつ送る相手」と「一斉に送る相手」に分けた表

条件:
・一覧の「付き合い」の欄が「長い」「大口」の相手は、1通ずつ送る側に入れる
・判断がつかない相手は「要相談」とし、推測で分けない
・休みの日付は下に書いたものを使う

<休みの日付>
(最終営業日と営業開始日)

<送る相手の一覧>
(会社名と付き合いの欄だけを貼る。メールアドレスは貼らない)

プロンプト3|年末の挨拶から、年始の挨拶を作る

以下は、年末に送った挨拶メールです。
同じ相手に送る、年始の挨拶メールを作ってください。

条件:
・「新年のあいさつ・旧年のお礼・営業開始のお知らせ・今年もよろしく」の順にする
・年末のメールと同じ言い回しをくり返さない
・相手が喪中と分かっている場合に使う「おめでとう」を使わない版も、あわせて作る

<年末に送ったメール>
(ここに貼る)
AIに任せてよいこと人が決めること
6項目の順に並べた下書きを作る誰に送るか、一斉に送るか1通ずつ送るか
相手ごとの出来事の1行を、メモから文にする相手との出来事が本当にあったか、書いてよい内容か
年末の文面から、年始と寒中見舞いの文面に書き換える休みの日付、休み中の連絡先
送り先の一覧を、付き合いの長さで仕分ける宛名とメールアドレスの最終確認、送信のボタンを押すこと

送り先の一覧には、取引先の名前やメールアドレスが入ります。AIに貼る前に、社内でどこまで入れてよいと決めているかを確かめてください。プロンプト2で「メールアドレスは貼らない」としているのはそのためです。線引きはAIに入れていい情報・いけない情報で整理しています。メモから文面を作らせる指示の書き方はAIへの指示文の書き方でご紹介しています。

今年の挨拶を型で送り、来年は日付を変えるだけにする

この記事の例文をすべて使う必要はありません。まず、今年いちばん世話になった取引先1社に、例文1で送ってみてください。年明けに休み中の問い合わせが来なければ、型が効いています。

送り終わったら、次の4つを1つのファイルにまとめて残してください。送った文面、送った相手の一覧(1通ずつ・一斉の区分つき)、送った日、休みの日付です。来年の担当者は、そのファイルを開いて日付と出来事の1行を変えるだけで送れます。年末の挨拶のように「年に1回、担当者の頭のなかにだけある仕事」こそ、会社の決まった手順として残しておく価値があります。

取引先へのお礼の文面をAIに任せる流れはお礼状・お礼メールでご紹介しています。休業や営業日のお知らせはお知らせ文・掲示物をご覧ください。

取引先とのやりとりは、担当者が変わるたびに「誰に何を送っていたか」が分からなくなりがちです。送り先と文面を一覧にしてAIに渡せる形にすると、誰が担当でも同じように送れます。私たちが会社ごとに何をつくるかはAI導入支援とは|何をつくるのかにまとめています。

毎年その場で書いている年末の挨拶を
30分で一緒に、来年の担当に渡せる形にします。

まずは30分、話すだけで大丈夫です

資料も準備もいりません。
いまの仕事のことを、そのまま話してください。
合わなければ、そのまま終わって構いません。
無理におすすめすることはありません。

30分の相談を申し込む

サービス資料をダウンロード・LINEで聞いてみる

投稿者プロフィール

Trash-B合同会社
Trash-B合同会社

Follow me!