忘年会の挨拶の例文|先に決める3つと話す順番、入れる5項目と長さの目安、そのまま使える例文6種(経営者の開会・乾杯・幹事の司会・取引先を招いた会・中締め・少人数)、言わないこと、AI(Claude)に下書きさせるプロンプト例【2026年版】
今年の忘年会で何を話せばよいか、毎年その場で考えている経営者や幹事役の方に向けて、忘年会の挨拶の例文をまとめました。先に決める3つと話す順番、入れる5項目と長さの目安、場面別にそのまま使える例文6種と、言わないほうがよいことをご紹介します。
結論からお伝えします。忘年会の挨拶は、「今年のお礼」「今年あった出来事を1つ」「来年に向けた一言」の3つが入っていれば、短くても気持ちが伝わります。経営者の開会の挨拶は1分、乾杯と締めは30秒が目安です。この記事では、経営者の開会から中締めの一本締めまで、6場面の例文をご紹介します。AI(Claude)に下書きさせるプロンプトもあわせて載せました。
忘年会の挨拶で、先に決める3つ
忘年会の挨拶で困るのは、話す内容よりも「誰が、どのくらい、何を」が決まっていないことです。次の3つを幹事と経営者で先に決めておくと、当日に慌てずに済みます。
| 先に決めること | 中身 | 決まっていないと起きること |
|---|---|---|
| 誰が話すか | 開会・乾杯・締めを、それぞれ誰に頼むか | 当日その場で指名され、準備のない挨拶が続く |
| どのくらい話すか | 開会1分、乾杯と締めは30秒など、長さの目安 | 挨拶が長引き、料理や飲み物が待たされる |
| 今年の出来事を何にするか | 一年でいちばん伝えたい出来事を1つだけ | 「いろいろありました」で終わり、誰の記憶にも残らない |
乾杯や締めを頼む人には、遅くとも1週間前に声をかけます。当日に頼まれると、話す人も聞く人も落ち着きません。会の案内そのものの書き方は忘年会の案内文の書き方にまとめています。案内を出すときに、挨拶をお願いする人もあわせて決めておくと段取りが一度で済みます。
忘年会の流れと、挨拶する人の順番
社内の忘年会は、おおむね次の流れで進みます。挨拶は会の最初と最後に集まるので、間の歓談の時間を長く取れるように、一人ひとりの挨拶を短くします。
| 順番 | 内容 | 話す人の例 | 長さの目安 |
|---|---|---|---|
| 1 | 開会の言葉(司会) | 幹事 | 15秒 |
| 2 | 開会の挨拶 | 経営者 | 1分 |
| 3 | 乾杯の挨拶 | 役職のある人・古くからいる人 | 30秒 |
| 4 | 歓談・食事 | 全員 | 会の大半 |
| 5 | 中締め | 幹事か、乾杯とは別の役職のある人 | 30秒 |
| 6 | お開きの案内 | 幹事 | 15秒 |
乾杯を経営者が兼ねる小さな会社も多くあります。その場合は、開会の挨拶の最後に「それでは乾杯しましょう」とつなげれば、挨拶を1回減らせます。年末の最終日に社内で話す挨拶は仕事納めの挨拶の例文で、異動や退職で人を送り出す会の挨拶は送別会の挨拶の例文で場面別にまとめています。年が明けてすぐの会の挨拶は新年会の挨拶の例文に、経営者の開会・乾杯・中締めと、取引先を招いた賀詞交歓会の例文までまとめています。
どの挨拶にも入れる5項目と長さの目安
開会でも乾杯でも締めでも、挨拶の骨組みは同じです。次の5項目のうち、開会は全部、乾杯と締めは①と⑤を中心に、1つか2つを足します。
| 項目 | 話すこと | 話し方の例 |
|---|---|---|
| ① ねぎらい | 一年おつかれさまでした、という一言 | みなさん、今年も一年おつかれさまでした |
| ② 今年あった出来事 | 一年でいちばん伝えたい出来事を1つ | 〇月の繁忙期に、〇〇さんたちが〇〇してくれました |
| ③ お礼 | 誰の、何がありがたかったか | あの対応のおかげで、お客様から〇〇と言っていただけました |
| ④ 来年に向けた一言 | 来年取り組むことを1つ | 来年は〇〇に力を入れます |
| ⑤ 今日の会への一言 | 楽しんでください、気をつけて帰ってください | 今日はゆっくり楽しんでください |
長さは、声に出して読むと1分でおよそ300字です。開会の挨拶は300字、乾杯と締めは150字を上限にすると、聞く人が料理を前に待ちくたびれません。
②の出来事は、「みなさんのおかげで」だけでは記憶に残りません。〇月、誰が、何をしたかを1つだけ、名前と場面を入れて話します。毎朝の短い話をため込んでいる会社なら、朝礼のネタ帳から一年分を見返すと、話す出来事がすぐに見つかります。
そのまま使える例文6種
〇〇の部分を、自社の出来事と名前に入れ替えて使ってください。
例文1|経営者の開会の挨拶(1分)
みなさん、今年も一年おつかれさまでした。 今年は、〇月に〇〇がありました。 あのとき、〇〇さんたちが〇〇してくれたおかげで、お客様にご迷惑をかけずに乗り切ることができました。 一年を通して、みなさんが毎日の仕事を続けてくれたことに、あらためてお礼を言います。ありがとうございました。 来年は、〇〇に取り組みます。また力を貸してください。 今日は、仕事の話は少しだけにして、ゆっくり楽しんでください。
例文2|乾杯の挨拶(30秒)
ご指名いただきました〇〇です。 今年も一年、本当におつかれさまでした。 来年も、みなさんが元気で仕事ができる一年になるように願って、乾杯したいと思います。 グラスのご用意はよろしいでしょうか。 それでは、乾杯。
例文3|幹事の司会(開会の言葉・お開きの案内)
【開会の言葉】 みなさん、おつかれさまです。今年の忘年会の幹事をつとめます〇〇です。 ただいまから、〇〇年の忘年会を始めます。 はじめに、〇〇から開会の挨拶をお願いします。 【お開きの案内】 宴もたけなわではございますが、そろそろお開きの時間となりました。 お忘れ物のないよう、お手元をご確認ください。 お酒を飲んだ方は、車の運転をしないでください。 本日はありがとうございました。
例文4|取引先を招いた会の開会の挨拶
本日は、年末のお忙しいなか、お集まりいただきありがとうございます。 株式会社〇〇の〇〇です。 今年も、みなさまには〇〇で大変お世話になりました。 とくに〇月の〇〇では、無理なお願いにも応えていただき、心から感謝しております。 来年も、〇〇を通じて、みなさまのお役に立てるよう努めてまいります。 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。 ささやかな席ではございますが、どうぞごゆっくりお過ごしください。
例文5|中締めの挨拶(一本締め)
ご指名いただきました〇〇です。 今日は、楽しい時間をありがとうございました。 来年もみなさんと一緒に、よい一年にしたいと思います。 それでは、一本締めで締めたいと思います。 お手を拝借。いよーっ。 (パパパン、パパパン、パパパン、パン) ありがとうございました。
例文6|少人数の会・オンラインの会の挨拶
みなさん、今年も一年おつかれさまでした。 少ない人数で、一人ひとりが何役もこなしてくれた一年でした。 とくに〇〇さんの〇〇には、何度も助けられました。ありがとうございます。 来年は〇〇を始めます。また一緒にがんばりましょう。 今日は、それぞれ好きな飲み物を手に、乾杯しましょう。乾杯。
例文5の一本締めは、「パパパン」を3回と「パン」を1回、合わせて10回手をたたく締め方です。手を1回だけたたく締め方は「一丁締め」と呼ばれ、別のものです。どちらでするかを締めの前に一言伝えると、手拍子がそろいます。
言わないほうがよいこと
忘年会は、一年の労をねぎらう場です。悪気のない一言で、その場の空気が冷えたり、聞いた人が来年も参加したくなくなったりすることがあります。
| 言わないほうがよいこと | 理由 | 言いかえ |
|---|---|---|
| 「今日は飲みましょう」とお酒をすすめる | 飲まない人、飲めない人が参加しにくくなる | 「今日はゆっくり楽しんでください」 |
| 特定の人の失敗を笑いにする | 本人が人前で恥をかき、ほかの人も次は自分かと身構える | 助けてもらった話のほうを話す |
| 今年の業績の悪い数字を長く話す | 会がお説教の場になり、ねぎらいが伝わらない | 数字は年明けの会議で話す |
| 来年の人事や処遇を匂わせる | 聞いた人が落ち着かず、うわさが広がる | 来年取り組む仕事のほうを話す |
| 二次会への参加を当然のように言う | 帰りたい人が帰りにくくなる | 「二次会は行ける人だけで」と添える |
| 家族や結婚など、私生活に触れる | 本人が人前で話したくないことかもしれない | 仕事の上での働きぶりに絞る |
迷ったら、「その場にいる全員が、家族に話して恥ずかしくない内容か」で決めると、外れません。
AIに下書きさせるプロンプト3種と、任せないこと
挨拶の下書きは、話す材料を箇条書きで渡すだけで、AIが話し言葉に整えてくれます。決めるのは「今年の出来事」と「来年の一言」だけで、文章にするところはAIに任せられます。
プロンプト1|経営者の開会の挨拶をつくる
忘年会で、経営者が話す開会の挨拶をつくってください。 条件: ・聞く人:社員<〇人>(パート・アルバイトを含む) ・長さ:声に出して1分(300字ほど) ・今年あった出来事:<〇月に〇〇があり、〇〇さんたちが〇〇してくれた> ・来年取り組むこと:<〇〇> ・話し方:かしこまりすぎず、ていねいに 入れる順番:ねぎらい→今年の出来事→お礼→来年の一言→今日の会への一言 お酒をすすめる言葉、特定の人の失敗、私生活の話は入れないでください。
プロンプト2|乾杯と中締めの挨拶をつくる
忘年会の乾杯の挨拶と、中締めの挨拶をつくってください。 ・乾杯を話す人:<〇〇(役職)> ・中締めを話す人:<〇〇(役職)> ・締め方:<一本締め/一丁締め/拍手> ・長さ:それぞれ声に出して30秒(150字ほど) 乾杯の最後は「それでは、乾杯」で終えてください。 中締めには、帰り道に気をつけることと、車の運転をしないことを入れてください。
プロンプト3|一年のメモから、話す出来事を選ぶ
次の一年分のメモから、忘年会の挨拶で話す出来事の候補を3つ選んでください。 選ぶ基準: ・社員の誰かの働きで、お客様や会社が助かった出来事 ・聞いている人の多くが覚えている出来事 ・特定の人の失敗や、私生活に関わる話は選ばない 候補ごとに、挨拶で話すときの2文の言い方もつけてください。 <ここに一年分のメモを貼る>
| AIに任せてよいこと | 人が決めること |
|---|---|
| 箇条書きの材料を、話し言葉の挨拶に整える | 今年いちばん伝えたい出来事 |
| 長さを1分や30秒に合わせて削る | 来年取り組むことと、その言い方 |
| 一年分のメモから、話す出来事の候補を出す | 誰に挨拶を頼むか |
| 言わないほうがよい言葉が入っていないか確かめる | 当日、自分の言葉で話すこと |
AIに渡すメモには、お客様の名前や売上の数字、社員の評価や私生活のことを入れません。挨拶の下書きに要るのは「〇月に〇〇があった」くらいの粒度で足ります。線引きは会社でAIに入れていい情報・ダメな情報で先に確かめてください。材料を並べて渡す書き方はAIプロンプトの書き方に、話した内容をそのまま文字にして残す方法は音声入力で日報をAIに書かせる方法にまとめています。
一年の出来事を、挨拶の材料として会社に残す
忘年会の挨拶で毎年いちばん時間がかかるのは、文章ではなく「今年何があったか」を思い出すところです。12月になってから一年を振り返ろうとしても、春や夏の出来事はほとんど思い出せません。
日報や朝礼の話、お客様からいただいた声を、月に1回でも短く残しておくと、年末にはそのまま挨拶の材料になります。同じ材料は、仕事納めの挨拶や年明けの方針の話にも使えます。一年の出来事を会社の記録として残す仕事をAIに任せた例はAIに任せられる仕事の一覧でご紹介しています。
一年の出来事と、そこで誰が何をしたかは、多くの会社で経営者の頭の中にしかありません。それをAIに渡せる形にしておくと、挨拶だけでなく、評価や来年の計画の材料にもなります。私たちが会社ごとに何をつくるかはAI導入支援とは|何をつくるのかにまとめています。
経営者の頭の中にある一年の出来事を
30分で一緒に、会社に残る形にします。
まずは30分、話すだけで大丈夫です
資料も準備もいりません。
いまの仕事のことを、そのまま話してください。
合わなければ、そのまま終わって構いません。
無理におすすめすることはありません。
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